マインドセットとは？

こんにちは、カズヤです。

今日はビジネスをやっていく上でとても重要となる「マインドセット」

について書いてみます。

【マインドセットとは？】

そもそも「マインドセット」とは何でしょうか？

マインドセットとは、経験、教育、先入観などから形成される思考様式のことで、

この中には暗黙の了解、その人の思い込み、価値観、

そして個人としての信念も含まれる。

（MBAのグロービス経営辞書より）

マインドセットは人生を創造する心の土台と呼ばれていて、「心構え」だとか

「心の在り方」だとか言われていますが、思考様式は、考え方そのもの、

考え方の癖、ともいえます。

ここではマインドセットを「物事に対する受け止め方」、

また、個人としての信念も含まれることから「自分との決まり事」と定義します。

【定義】

マインドセット＝物事に対する受け止め方、自分との決まり事である

仕事や恋愛、人間関係、成し遂げたい事など、人生における全ては、

「マインドセット」の持ち方によって大きく左右されています。

世の中で、同じ状況に遭遇しても、チャンスに感じる人とピンチに

感じる人が存在し、同じことを学んでも、結果が出る人、

出ない人が存在しますよね。

それはなぜでしょうか。当然、性格や才能の違い、という要素もありますが、

それよりも遥かにその差を左右する要素があります。

それが「マインドセット」なのです。

先に結論を言ってしまいますが、結局その人が成功するかしないかは、

最終的に「マインドセット」のやり方、持ち方に行き着きます。

成功していく人々は、様々なステップで、間違いなくプラスのマインドセット

がうまく働き、その逆の人々は、あらゆる局面でマイナスのマインドセットが、

行く手を妨げるのです。

マインドセットは幅広い意味を持った言葉で、使われ方によってそのニュアンス

が変わりますが、ここではプラスの「マインドセット」がもたらす効果や、

マイナスをプラスに変えるやり方を取り上げていきます。

以下の例をご覧ください。

例１）失敗すること

【受け止め方A】

「失敗するのは恥ずかしい、失敗したくない」

→新たなことに挑戦して何か失敗するのは嫌だ。

→だから行動、挑戦したくない。

→結果、現状維持でよい。（いつまでも成功できない）

 

【受け止め方B】

「失敗は成功するためにある、だからどんどん失敗しよう」

→失敗しても、何か学ぶことはあるはず！

→だから行動、挑戦していく。

→結果、そのうち成功する。

例２）アフリカで靴を売った２人のセールスマンの話

これはセールスマンなら誰でも知っている、

有名なお話です。

昔、それぞれ違う靴屋のセールスマン２人が、

アフリカに靴を売りに行きました。

しかし、そこで見た光景に、２人共、唖然としたのです。

なぜなら、そこにいた人達は、

誰もが裸足で歩いていたからです。

例えば、仮にあなたが靴屋のセールスだとしたら、

この場面で一体どう感じ、どう行動するでしょうか？

この２人の場合は、それぞれ違う行動をとったのです。

【受け止め方A＝A社のセールスマン】

→誰も靴を履いていない！

→これじゃあ売れるはずがない！

→結果、靴を売ることが出来ません

 

【受け止め方B＝B社のセールスマン】

→誰も靴を履いていない！

→靴の良さを伝えられれば売り放題だ、ラッキー！

→結果、靴を売ることが出来ます

アフリカの光景を見て、同じように唖然とした２人の頭の中では、

全く正反対の受け止め方が生まれていた訳です。

物事の考え方、受け止め方は人それぞれです。

それは、その人がそれまで生きてきた中で、

潜在的な意識に植え付けられた、様々な要素によって、

解釈自体が違ってしまうのです。

A社のセールスマンは、否定的に受け止め、

B社のセールスマンは、肯定的に受け止めました。

このように、同じ事象であっても、受け止め方次第で、

それに伴う行動は180度違ってきます。

【受け止め方A】をしがちな人が、どんなに営業のスキルや

テクニックを学んでも、そのマインドセットがある限り、

せっかくのスキルもテクニックも活かすことはできないのです。

続いて、「マインドセット」という言葉は、「自分との決まり事」

という使われ方もします。

これはつまり、人が何と言おうが、自分の状況がどうであろうが、

絶対に守る信念、信条のようなもの、という意味あいです。

例えば、こんな場面を想像してください。あなたが健康のために

毎朝ジョギングをしようと決めたとします。

しかし、現実には、それを妨げる色々なことが起こるでしょう。

翌朝起きられないこともあるでしょうし、雨が降ったから走れ

ないと理由を付けたり、気分が乗らないから走りたくないと

いうこともあるかと思います。

このような時、毎日走ることに対してのマインドセット

（＝自分との決まり事）

が強く定着していたならば、様々な影響に打ち勝ち、

なんとかしてでも走ろうという力となります。

逆に、マインドセットが弱いと、つい目の前の様々な

状況に流されてしまい、走らないというわけです。

つまり、「物事に対する受け止め方の癖」であれ、

「自分との決まり事」であれ、

あなたのあらゆる「マインドセット」が、未来志向で前を

向いているかどうかで、人生は大きく変わる、

ということになります。

【プラスの「マインドセット」がもたらす効果】

ビジネスにおける最大のメリット

では、ここであらためて、プラスのマインドセットを持つことが、

いかにビジネスにメリットをもたらすか、お伝えしたいと思います。

そのメリットを一言で言うならば、こちらです。

迷いがなくなり、行動が加速する

ビジネスは選択の連続です。次々に変わる環境や、溢れる情報の中で、

どんどん瞬時に判断を下さねばなりません。

しかも、時間も、リソースも、資金も限られています。

やりたいこと、やるべきことの全てに等しく対応することは難しいです。

そこで鍵となるのは、

選択と集中

です。いかに重要なことを「選択」して、それに「集中」し、

余計なことはやらないか、成果の大小はここにかかっています。

その「選択」の際に、非常に力となるのがマインドセットなのです。

例の「失敗すること」や「アフリカに靴を売った２人のセールスマンの話」

のように、マインドセットが決まれば、行動が決まります。

つまり、プラスのマインドセットを持っていれば、行動もプラスの方向へ

“自然と”“即座に”向かう、ということです。

そして、どんどん次の行動に進めます。

迷う時間・停滞する時間を無駄にすることはありません。

やるべきことへ集中することができるのです。

マイナスをプラスに変えよう！

そこで、まずあなたも、ビジネスにおいて重要視している分野や、

つまずきがちな分野について、マイナスのマインドセットが潜んでいないか、

思考の癖を振り返ってみてください。

そして、もしマイナスになっているならば、プラスに変えましょう！

マインドセットは、強い意識と具体的なアクションがあれば、

新たに定めることができます。

そして、あなたの望む様々な分野において、その経験を一つ一つ重ねていけば、

ビジネスのスピード感と判断基準は、格段に上がっていくのです。

【まとめ】

心が変われば、態度が変わる。

態度が変われば、行動が変わる。

行動が変われば、習慣が変わる。

習慣が変われば、人格が変わる。

人格が変われば、運命が変わる。

運命が変われば、人生が変わる。

これは、ヒンズー教の教えで、野村克也氏の著書『野村ノート』

の中で紹介されている言葉です。

最終的なゴールは、「人生が変わる」の部分ですが、

そこへ向けてのスタートは「心が変わる」ことです。

「心が変わる」とは、要は考え方、受け止め方が変わること、

すなわち『マインドセット』ということになります。

私の場合ですが、まず成功するには現状維持を止め、

変わらなくてはならないと「心」を変えました。

すると、そのためには成功している人に教わることが近道と考え、

「態度」が変わりました。

そして、態度が変わったのでそのための「行動」が前向きに変わりました。

そして行動が変わったので継続することで「習慣」が変わりました。

「人格」や「運命」、そして「人生」が変わるかどうかは、

今後も継続していけるかどうかによっても変わってくるでしょう。

しかし、少なくとも“会社に依存しなくなった”という事実は、

確実に“変化”を意味しています。

あなたのマインドセット次第で、「持っている能力や可能性を最大限

発揮できるか否か」が変わります。

あなたのビジネスも人生も変わります。

ぜひ、あなたも早速今から、あなたの望む分野で、マインドをセットし、

生まれ変わっていく体験を味わってください。

そして、人生をあなたが本当に望む色へ塗り替えていきましょう。

今日はビジネスをやっていく上でとても重要となる

「マインドセット」について書いてみました。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。